遠くへ行きたい(20代OLの旅日記)

日本国内旅行、鉄道での旅がメインです。1人での旅行が多いです。

夏の青春18きっぷ旅~山陰編~③

 出雲市駅を後にして山陰本線を下り三江線の起点、江津駅へ。車窓からは綺麗な海の風景。


この日は天気も最高でした。
15:15発の三江線三次行き列車までまだ時間があったので、江津駅の手前にある温泉津駅で下車。

この駅の近くに温泉津温泉があります。
実はここには今年の3月にも訪れていましたが、泉質がとてもよく、温泉街の雰囲気も良かったのでまた来てみました。
前回訪れた際の記事はこちら↓

入ったのはこちらの薬師湯。モダンな外観の建物が特徴的です。入湯料は大人は350円。山陰地方の温泉で唯一、日本温泉協会の天然温泉の審査で最高評価の「オール5」を受けているそうです。温度は高めで、少しの時間浸かっただけでも体の芯から温まってポカポカします。とてもいいお湯でした。

薬師湯の屋上からは温泉津の町並みが一望できます。湯上りにこの素晴らしい景色は最高です。


温泉で旅の疲れを癒し、温泉津駅に戻っていよいよ三江線へ。

三江線の起点、江津駅。

三次方面の列車は1日に5本、三次駅まで直通で行くのは2本しかありません。

車両はキハ120形。2両編成で、地元の利用客もいましたが半分以上が鉄道ファンの方でした。

三江線は終点の三次駅まで江の川に沿って走ります。1975年(昭和50年)に全線開通しましたが、当初から利用客が少なく、ついに2018年3月31日をもって廃線になることが決定しました。これだけ険しいところに長い年月をかけて建設されたのに40年ちょっとで廃線になるのはなんだかもったいない気にもなっちゃいますが、採算の全く取れない超赤字路線なのでこればっかりは仕方がないですね・・・。

しかも全線開通に先駆けて建設された三江北線(江津~浜原)、三江南線(口羽~三次)の区間は超ノロノロ運転(笑)実にゆったりとした列車旅です。

JR三江線


秘境を抜けるとこうした集落が現れます。赤い屋根の家が多いですね。

日本一ホームが高所にある駅として知られる宇都井駅。

列車から見下ろすと駅のホームがどれだけ高いところにあるかよくわかります。


途中列車行き違いのため口羽駅で14分間の停車。

この口羽駅前でポストカードや手ぬぐいなどの三江線グッズが販売されていたので、私は手ぬぐいを購入。

かわいい・・・。
ちなみにグッズを販売されていた方のお話によると11月に宇都井駅でライトアップイベントがあるそうなのでぜひお越しくださいとのことです。↓

列車行き違いも終わり、発車。三江線の旅も最終盤。

夕焼けが江の川に映えてとても綺麗でした。

18:59終点三次駅に到着。総延長は100kmちょっとですが約3時間40分という長旅でした。沿線風景はとても風光明媚で、いい時間を過ごせました。乗れてよかった。


この日の宿泊地は広島市内なので三次からそのまま芸備線広島行きに乗車。

キハ47形です。

車内には扇風機スイッチがあるんですね~。

広島駅に到着したのは21時前でした。江津から広島まで、日本海側から太平洋側に出るのに6時間近くかかりました(笑)


「山陰編」はここまでですが、最終日家に帰るまでに少し寄り道したので、次回の投稿では「山陽編」をお届けします。
(終わり)