遠くへ行きたい(20代OLの旅日記)

日本国内旅行、鉄道での旅がメインです。1人での旅行が多いです。

2泊3日・東北列車旅① ~津軽鉄道ストーブ列車~

 先日3連休を取ることができたので思い切って2泊3日の一人旅に出ようと計画しました。12月という時期柄、やはり列車の車窓から雪景色を見たい!そして前々から乗りたいと思っていた津軽鉄道のストーブ列車に乗ろう!ということで行先は青森を含む東北方面にすぐに決まりました。
 貧乏性(というか本当に貧乏)の私は行きは夜行バスに乗っての移動、JRは青春18きっぷを利用しての移動、となるべく安く費用を抑えての旅行(私の一人旅の鉄板です)。


 旅行初日の前日、仕事を終えてそのまま直行で浜松町バスターミナルへ。22:15発の夜行バス「ノクターン号」で弘前へ。私の大好きな番組「水曜どうでしょう」でも登場した夜行バスですね。
 弘前には翌朝7:00頃に到着。バスから降りると雪がぱらついていて凍えるほど寒い。とても雪国で過ごせるような装備で来ていない私は着いてすぐコンビニで手袋を購入しました。
 9:39の五能線深浦行に乗車し、津軽鉄道の始発点の五所川原へ。

外は銀世界。
45分ほどで五所川原駅に到着。ストーブ列車が発車する時間までしばらく時間があったので津軽鉄道の駅舎そばにあるコミュニティーカフェ「でる・そーれ」で少し遅めの朝食。

おそばはあっさりしていて朝食にはもってこい。箸袋のはしいれメロスがなんともかわいらしい(笑)
 そうこうしてる間に乗車の時間に。

切符は今時珍しい硬券。ストーブ列車乗車には別途400円かかります。


津軽鉄道 ストーブ列車



一車両に2基のストーブがあり、その上の網で車内販売されているスルメを焼いて食べることができます。

隣席の秋田から来たという老夫婦にスルメをおすそ分けしてもらいました。感謝。
列車は50分ほどで終点の津軽中里駅に到着。

 私は津軽中里駅から折り返し出る列車に乗車し、五所川原と津軽中里の中間にある金木駅を目指しました。

金木駅では、これもまた現在では珍しい駅員さんのタブレット交換をするところを見ることができました。
 金木は太宰治の故郷で、彼の生家が現在は「斜陽館」という資料館として開放されています。今回の旅行に行く前に書店で太宰の「斜陽」と「人間失格」を購入し予習してきました。

太宰は当時津軽地方で有力な地主の子だったこともあってかなり立派な屋敷です。さまざまな太宰に関する資料も展示されており、彼の生きざまに触れることができました。
 次の目的「リゾートしらかみ」乗車のため再び五所川原へ戻りました。(②に続く)