中国高速鉄道の旅⑤
【9日目】南京から上海へ。
当初の予定を大幅に変更し、2日早く上海に戻り、飛行機の空席があればこの日のうちに日本に帰ってしまおうということで、南京南駅からスタート地点の上海虹橋駅へ。
高速鉄道に乗るのもこれで最後です。
南京から上海は近く、大体1時間弱で到着します。上海虹橋駅から浦東国際空港まではタクシーでの移動。しかしこのタクシーの運転手の運転がかなり乱暴で、集中豪雨で道路がスプラッシュマウンテン状態だったのも相まってかなり肝を冷やしました。
この旅行でタクシーに何度か乗りましたがどの運転手も運転が荒い。スピード出しすぎ、車間距離詰めすぎ、車線変更しすぎ。。。ちなみに高速鉄道の駅から空港までは地下鉄も通っていて、かなり時間はかかってしまいますがそちらを使えばよかったと後悔しました・・・。
空港までやってきて空席があるかどうかカウンターに聞きに行きましたが、2日後まで満席とのこと。日程を短縮して帰国することは叶いませんでした。
こうして結局帰国するまでに2日間余裕ができたので、上海を少し観光することにしました。
上海の地下鉄。
夜は観光地として有名な外灘の夜景を見に行きました。
外灘は地下鉄2号線・10号線の南京東路駅が最寄ですが、駅からの道はこの人の数。まるでお祭りのようです。
外灘には今まで何度か来たことがありましたが、何度来ても綺麗だと思える夜景です。
【10日目】この日は上海科学技術館に行ってきました。
入場料は大人60元(現在のレートで約1000円)。この日は夏休みシーズンということもあり、子ども連れがたくさん。
国内外の生物や科学技術の歴史など多数展示物がありましたが、この人の多さのため展示物に全く近づけず(笑)、30分ほどで退散。
今回の旅行で学んだのは中国には夏季休暇シーズンを避けて閑散期に来たほうがいいということ(笑)観光地はとにかくどこに行っても人が多いです。
晩御飯はそろそろ日本食が恋しくなったので(次の日には日本に帰りますが(笑))、上海にも店舗進出している味千ラーメンを食べました。
九州の方にはおなじみだと思いますが、味千ラーメンは熊本ラーメンのチェーン店で、日本では九州を中心にチェーン展開しています。私も小学生時代熊本に住んでいたので、何度か食べたことがあります。
日本で食べる豚骨ラーメンと同じ味で、とてもおいしかったです。
こうした日本のチェーン店が中国でも多数進出していて、コンビニや牛丼屋もよく見かけました。
全家(ファミリーマート)
食其家(すき家)
【11日目】午後の便で無事帰国。
こうしてが終わりましたが、9年ぶりに中国に来てみて、高速鉄道をはじめテクノロジーの発展を感じました。特に日本との違いを感じたのは、みんなお店での代金支払いで現金を使わない点です。「AliPay(アリペイ)」というスマートフォンを利用した決済方法で支払いをしているのです。
レジにQRコードが置いてあり、これをカメラで読み取ることによって決済できるようです。中国の多くの店舗で利用されていて、さらには街においてある貸し出し自転車もこの「AliPay」で決済して使用できるようになっています。
そもそもスマートフォンの普及率が高く、電車の中でもみんなスマホをいじっています。今回の旅行で見かけた中でスマホ以外の携帯電話を使っている人は全く見かけませんでした。父の郷里は地方都市ですが、市街地にはスマホの販売店と修理店が何軒も軒を連ねていました。それほどスマホが普及していて一大産業になっているということが実感できました。
中国高速鉄道ですが、これからさらに路線が増えたり延伸したりするようなのでますます便利になりそうです。結局今回は多客期に来てしまったので、もともと行きたかった福建省のほうには行けませんでしたが、上海~上饒~合肥~南京~上海、と小さな三角形を描きました。
こうみると中国は広いですね~。次回は閑散期に訪れてぜひ福建省やそのほかの観光地に行こうと思います。
(完)
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