遠くへ行きたい(20代OLの旅日記)

日本国内旅行、鉄道での旅がメインです。1人での旅行が多いです。

2泊3日・東北列車旅③ ~奥羽本線縦断~

 2日目朝、列車に乗るまでの時間で千秋公園(久保田城跡)を散策しました。

この日も断続的に雪が降っていました。スニーカーで来てしまったので雪が靴の中まで染みてきて冷たい・・・。
 

秋田駅で奥羽本線新庄行きに乗車。最初の目的地は角館なので大曲駅で下車して田沢湖線に乗り換え。乗り換え時間の間に昼食を食べに駅近くのラーメン屋さんに入りました。

「麺屋にぼすけ」の煮干し中華そば550円。大盛りにもできます。煮干しの香りがとても効いていておいしかったです。


田沢湖線に乗り換え角館駅へ。大曲駅からは約25分で到着です。
武家屋敷群までは駅から徒歩で約20分です。この日は山形市まで行かなければいけなかったので大曲まで戻る次の列車が来るまでには再び駅に戻らなければいけませんでした。したがって武家屋敷を散策できる時間は約30分間。

火除けのため道幅が広くとられています。とてもいい街並みですね。
ひとつひとつの屋敷を見ていきたかったのですが時間がないため厳選して一か所だけ中を見学しました。

「角館歴史村青柳家」見学料は大人500円です。角館の有力武士であった青柳家の所蔵品や秋田の郷土品、また角館出身で江戸時代に活躍した蘭画家・小田野直武に関する展示品もありました。


駆け足の見学になってしまったのでまた今度は桜の季節にでも行こうかなと思います。ひそかに鉄道路線完全制覇を狙っているので田沢湖線、秋田内陸縦貫鉄道を乗りに角館には再び訪れましょう。

角館に別れを告げて再び田沢湖線で大曲へ。奥羽本線新庄行に乗り換え、終点の新庄駅までひたすら乗り続けます。列車に長時間乗る場合はクロスシートに座ったほうが楽(当社比)ですが、空いてなかったためロングシートへ。しかし大曲から新庄まで地味に乗車時間が長く完全に腰をやられました・・・。
新庄で山形行の電車が来るまでしばらく待ち。奥羽本線をさらに南下します。

外は雪がどんどん強くなり車両もこの状態に。
新庄からまた電車に揺られ約1時間。この日の宿泊地山形駅にたどり着くことができました。
この日の夕食は山形名物・冷たい肉そば。エスパル内にあるそば処三津屋というおみせでいただきました。

冷たいつゆのおそばは初めて食べましたがとてもおいしかったです。この旅の食事は麺類が多い(笑)
(④につづく)

2泊3日・東北列車旅② ~リゾートしらかみ~

 五所川原に戻った私は続けて次の目的であるリゾートしらかみに乗車しました。快速リゾートしらかみは文字通り「快速列車」なので青春18きっぷで乗車することができます(ただし全席指定席なので事前に別途550円で指定席券を購入する必要があります)。基本的に土日祝しか運行しておらず、冬の期間は風雪で運休になることもあると聞いていたので、来る前から天気が心配でしたがこの日は定刻通り運行していました。

私が乗車したリゾートしらかみ4号は最新車両の「橅編成」。

五所川原から乗車して40~50分ほどで日本海が見えてきました。

車内には売店があり日本酒とつまみを購入(笑)
途中の千畳敷駅では15分間の停車時間があり、列車を降りて海岸を散策することができます。


しかしこの日は強風で、あまりの寒さに少し海岸に降りただけでそそくさと退散(笑)


晴れていれば時刻的に深浦あたりで綺麗な夕焼けが見れるはずですが、この日はたまに晴れ間が分厚い雲から顔をのぞかせる程度で、まったく日没は見れず、あっという間に真っ暗になってしまいました(笑)
次回は夏あたりに乗りたいな。そして白神山地でトレッキングをしたい!
 18:56に終点秋田駅に到着。秋田も結構雪が積もっていました。
夕食は秋田名物、稲庭うどん。西武百貨店に入っている佐藤養助秋田店でいただきました。

極細麺でつるつると食べられるのに、うどんのコシがしっかりあり、とてもおいしい。比内地鶏の炊き込みご飯がついたセットをいただきました。
 そしてこの日は秋田駅近くのビジネスホテルで一泊。(③につづく)

2泊3日・東北列車旅① ~津軽鉄道ストーブ列車~

 先日3連休を取ることができたので思い切って2泊3日の一人旅に出ようと計画しました。12月という時期柄、やはり列車の車窓から雪景色を見たい!そして前々から乗りたいと思っていた津軽鉄道のストーブ列車に乗ろう!ということで行先は青森を含む東北方面にすぐに決まりました。
 貧乏性(というか本当に貧乏)の私は行きは夜行バスに乗っての移動、JRは青春18きっぷを利用しての移動、となるべく安く費用を抑えての旅行(私の一人旅の鉄板です)。


 旅行初日の前日、仕事を終えてそのまま直行で浜松町バスターミナルへ。22:15発の夜行バス「ノクターン号」で弘前へ。私の大好きな番組「水曜どうでしょう」でも登場した夜行バスですね。
 弘前には翌朝7:00頃に到着。バスから降りると雪がぱらついていて凍えるほど寒い。とても雪国で過ごせるような装備で来ていない私は着いてすぐコンビニで手袋を購入しました。
 9:39の五能線深浦行に乗車し、津軽鉄道の始発点の五所川原へ。

外は銀世界。
45分ほどで五所川原駅に到着。ストーブ列車が発車する時間までしばらく時間があったので津軽鉄道の駅舎そばにあるコミュニティーカフェ「でる・そーれ」で少し遅めの朝食。

おそばはあっさりしていて朝食にはもってこい。箸袋のはしいれメロスがなんともかわいらしい(笑)
 そうこうしてる間に乗車の時間に。

切符は今時珍しい硬券。ストーブ列車乗車には別途400円かかります。


津軽鉄道 ストーブ列車



一車両に2基のストーブがあり、その上の網で車内販売されているスルメを焼いて食べることができます。

隣席の秋田から来たという老夫婦にスルメをおすそ分けしてもらいました。感謝。
列車は50分ほどで終点の津軽中里駅に到着。

 私は津軽中里駅から折り返し出る列車に乗車し、五所川原と津軽中里の中間にある金木駅を目指しました。

金木駅では、これもまた現在では珍しい駅員さんのタブレット交換をするところを見ることができました。
 金木は太宰治の故郷で、彼の生家が現在は「斜陽館」という資料館として開放されています。今回の旅行に行く前に書店で太宰の「斜陽」と「人間失格」を購入し予習してきました。

太宰は当時津軽地方で有力な地主の子だったこともあってかなり立派な屋敷です。さまざまな太宰に関する資料も展示されており、彼の生きざまに触れることができました。
 次の目的「リゾートしらかみ」乗車のため再び五所川原へ戻りました。(②に続く)