遠くへ行きたい(20代OLの旅日記)

日本国内旅行、鉄道での旅がメインです。1人での旅行が多いです。

うどん県の旅①~寝台特急サンライズ~

 先日、念願の「寝台特急サンライズ」に初乗車し、主に香川県へ旅行に行ってきました。「サンライズ」は現在では唯一定期運行している寝台列車です。


 21:40頃東京駅9番ホームにサンライズ入線。

1~7号車までが高松行きの「サンライズ瀬戸」、8~14号車が出雲市行きの「サンライズ出雲」。
あらかじめ駅で買った缶ビールとつまみを持っていざ乗車。チケットは丁度1か月前にみどりの窓口で購入しましたが、当日アナウンスを聞くと平日にもかかわらず満席。早めに取っといてよかった。私が今回取った座席は1号車B寝台シングルの2階部分。

寝台列車といえば、昨年の同じ時期に引退間際の急行はまなすに乗りましたが、それに比べるとだいぶ広々としています。1.5畳くらいの広さはあると思います。しかも完全個室で、部屋は4桁の暗証番号を設定してドアをロックすることができるので、セキュリティー面も安心です。
3号車にはシャワー室があり、同じく3号車で販売しているシャワーカード(¥320)を購入すればシャワーを6分間利用できます。発車前に私もシャワーカードを購入。なおこのシャワーカード、予定販売枚数に達すると売り切れとなりますのでシャワー室を利用されたい方は発車前に購入されることをお勧めします(横浜~熱海間で販売機を確認したところ売り切れになっていました)。
22:00定刻通りに東京駅を発車。しばらくの間は東京の夜景を眺めながら走ります。

サンライズ瀬戸の車窓から見える東京の夜景



その後横浜、熱海、沼津、富士・・・と停車。私はシャワーを浴び、0:00には就寝。


翌朝5:30頃に起床するとすぐに姫路に停車。車窓を見るとまだまだ薄暗かったですが、だんだんと夜が明けて空が明るくなっていきました(サンがライズするところは地形的に見れませんでした)。
6:27岡山駅に到着。ここで高松行きと出雲市行きの車両切り離しが行われます。私も一旦下車して切り離しを見学。


寝台特急サンライズ 岡山駅での車両切り離し


高松行きは停車時間4分間しかないので乗り遅れ・乗り間違いには十分注意が必要です。私も「高松行き間もなく発車します」のアナウンスが聞こえてダッシュで車内に戻りました(笑)
岡山駅を発車して次の停車駅の児島を通過するといよいよ瀬戸大橋。

天気は曇りでしたがとてもきれいな景色でした。サンライズの個室の窓は大きいので外の景色がよく見えます。瀬戸大橋を渡る時間は約10分間です。

サンライズ瀬戸 車窓からの瀬戸大橋



瀬戸大橋を渡り終えると30分ほどで終点の高松駅に到着。約9時間半の快適な寝台列車の旅が終わりました。

到着して早速駅ホームのうどん屋で一杯目。

かきあげぶっかけうどん。汁はあっさりめで美味。


うどんを食べ終わった後、高松駅を出て徒歩でことでん高松築港駅へ。金刀比羅宮へ向かいます。


(②へつづく)

小江戸のまちなみ・佐原

 昨年12月青春18きっぷで東北の旅に出かけましたが、余った期間の消化のため、今回は日帰りの旅に行ってまいりました。


 千葉県香取市佐原。美しい「小江戸」の町並みが残っていて、江戸時代、全国を測量し日本地図を作った、かの伊能忠敬が長年住んでいた町でもあります。
最寄駅はJR成田線・佐原駅。東京駅からの所要時間は約2時間です。

「小江戸」をイメージした駅舎のようです。

古くからの建物が残り、とてもいい景観でした。

伊能忠敬が江戸に出る前まで住んでいた家が見学できます。こちらは入場無料です。

こちらは伊能忠敬記念館。伊能忠敬が使っていた測量器具や地図の原図などを見ることができ、大変おもしろいです。入館料は大人500円です。


 佐原には2時間ほど滞在し、その後鹿島線で鹿島神宮へ。

結構混んでました。ここで今年1年の健康を祈願。

帰りは鹿島臨海鉄道で水戸を経由して帰宅しました。

2泊3日・東北列車旅④ ~奥羽本線縦断・完~

 3日目、この旅の最終日、朝早めにホテルを出、山形駅から仙山線に乗り山寺へ。松尾芭蕉が奥の細道で詠んだ「閑さや岩にしみ入る蝉の声」で有名な山寺(立石寺)です。

この日は雪も降っておらず、曇りのち晴れという天気予報でした。実は7年前山寺には一度訪れたことがありました。その時は季節は夏で、冬に訪れるのは初めてです。雪が積もっている中果たして登れるのか(しかもスニーカーで)、という一抹の不安がありましたが、登山口で長靴を無料で借りることができました。登れば登るほど雪が深くなってくるのでスニーカーで上がるのは絶対無理です(笑)

平日の朝早い時間ということで人も2,3人しかいませんでした。

動物の足跡がたくさん残っていました。

この絶景!大変な雪道を登ってきた甲斐がありました。奥の院までは女性の私の脚で約40分かかりました。冬の山寺もとてもいいですよ。

駅に戻り再び仙山線に乗り山形へ。帰るまで多少時間が余ったので、左沢線に乗車することにしました。その列車待ちの間に霞城公園近くで山形のソウルフード、どんどん焼きを食べました。

お好み焼きやとんぺい焼きに近いような感じでしょうか。安くてボリュームがあっておやつにはもってこいです。

左沢(あてらざわ)線左沢行き。振り仮名がないと読めない難読地名ですね(笑)車体にはフルーツライナーと書いてあります。沿線駅にはそれぞれ駅名標に果物が使われています。

終点の左沢駅はラ・フランスでした。


折り返し山形行きの列車に乗り、東京に帰るため再び奥羽本線に乗り換え南下開始。米沢行きの電車に乗りました。

天気がとてもよかったので途中蔵王山が綺麗に見えました。しかし写真にはうまく収められず。

米沢から次の奥羽本線福島行きの列車が出るまで2時間以上も時間があったので駅を出て米沢を散策。上杉神社に行きました。


月曜だったため資料館はお休みでした(笑)
米沢駅では晩御飯用に米沢牛を使用した牛肉どまん中弁当を購入。

米沢から電車に乗り奥羽本線の終着、福島駅に到着。ちなみに今年の3月に秋田~青森までの奥羽本線を乗ったので、これで奥羽本線は完乗。


福島駅からは東北本線。黒磯駅からはさらに宇都宮線に乗り換え無事自宅にたどり着いたのでありました。2泊3日にわたる東北列車旅はこれにて終了。宇都宮からの宇都宮線普通列車ではグリーン車に乗車し米沢駅で購入した牛肉どまん中弁当をいただきました。

米沢牛を贅沢にもふんだんに使った駅弁です。美味。
(完)